2010年06月11日

あまり使わない漢方薬の使い方

前回書いた日本東洋医学会学術総会で、気になった話題を少し書いてみましょう。


栝楼牡蛎散(かろうぼれいさん)という聞きなれない漢方処方が、不安、うつ、幻覚といった精神症状に効いたという発表がありました。


栝楼牡蛎散は栝楼根、牡蛎の二味からなり、金匱要略という昔の本に使い方が記載されています。金匱要略百合病編「百合病,渇不差者,用後方主之」


栝楼牡蛎散は使う機会はほとんどないと思いますし、記載されている原典を見ても、使い方がよくわからない処方です。こういう場で少しでも漢方処方の使い方を発見することができたならば、東洋医学会に参加する意義があると思いました。

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posted by ゴン at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方処方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

春に下痢が多いのはなぜ?

最近知人が体調を崩しました。症状は腹痛、発熱、嘔吐、下痢です。おそらくウイルスが内臓のほうに侵入したものと思われます。いわゆる「おなかの風邪」ですね。小児の場合は注意が必要ですが、大人だったので、2日ほどで治りました。


熱があまりなく、嘔吐、下痢が中心なら半夏瀉心湯がいいかと思われます。風邪の後だったり、熱が出ているようなら、柴胡桂枝湯がいいと思います。ですが私が勧めた漢方薬は?

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posted by ゴン at 10:32| Comment(2) | 漢方処方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

猪苓湯について

本日の処方箋の中に、猪苓湯合四物湯が出ました。その方は女性で、以前別の病院で猪苓湯を飲んでおられ、前回また膀胱炎になって、猪苓湯を頼まれたようです。猪苓湯は膀胱炎、尿道炎などによく使います。


前回は猪苓湯だけでなく、猪苓湯合四物湯に変わっていました。1週間ほど飲まれて、患者さまが言われるには、いつもより早くよくなって、冷えもなくなったそうです。膀胱炎、尿道炎は冷えが原因と言われますので、からだを温める四物湯もいっしょに飲んだほうがいいと思います。今回もう少し、この薬を続けられるそうです。


最近低体温が問題となっていますが、体温が低いと膀胱炎に限らずいろいろな病気にかかりやすいです。逆に体を温めると、病気も早く治りやすいことを感じた例でした。


普段から四物湯や当帰芍薬散などの、体を温める漢方薬を飲むようにしていれば、病気にもかかりにくくなると思います。健康な生活を維持できると思います。

posted by ゴン at 23:40| Comment(0) | 漢方処方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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